発達心理学 科目終了試験設題(4)
発達心理学 科目終了試験設題(4)「発達障害について」
よくわからないことが多い『よくわかる発達心理学 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)』ので充分対策可能。発達障害とは、という定義から精神遅滞、広汎性発達障害、脳性まひ、学習障害、注意欠陥・多動性障害、視覚障害、聴覚障害、どのような支援を行えば良いかが簡潔にまとまっています。ただしDSM‐Ⅳの内容どまりなので、これから書くのであればDSM-5の内容を反映し、小児自閉症やアスペルガー障害などがDSM-5では「自閉症スペクトラム障害」という一つのカテゴリにまとめられ、下位の診断分類がなくなったことに触れたほうが良いと思います。
ここの説明がわかりやすいです。
http://webronza.asahi.com/synodos/2013061100001.html
また、障害に関するテーマについては、ただ症状を説明するだけではなく、付随する問題にも触れると良いと思います。たとえば従来の自閉症では(これからは自閉症スペクトラム障害ですね……)、コミュニケーションの障害を伴うことから周囲に理解されやすく、養育の過程で虐待を受けたり、またいじめによる引きこもり、精神障害などの二次障害が起こる危険性が指摘されていました。聴覚障害では、言語理解、言語獲得にも影響することがあります。これらに触れておくと良いのではないでしょうか。