心理学ほげほげ勉強日記

東京福祉大学の心理学部、通信教育課で学ぶ男のブログです。三十路にしてふたたび大学に通うとは……どこへ向かおうとしているのかはともかく、勉強したことをまとめるです。

【日記】「精神科ER」(備瀬哲弘)を読み始めた

仕事も落ち着いてきたので、ちょっと本を読む余裕も出てきた。というわけで、備瀬哲弘さんの「精神科ER」を読みました。最初の2章分を読んだくらいだけどすでに引き込まれている。すごく読みやすく、精神科にどんな患者が来るのか、医療保護入院は家族にどう説明されるのか、急性の精神病はどんなふうになるのか、現場の様子が勉強になる。

 

精神科ER 緊急救命室 (集英社文庫)

精神科ER 緊急救命室 (集英社文庫)

 

 

作者の備瀬哲弘さんは精神科医。現在は吉祥寺クローバークリニックというところで院長をしているらしい。

この本の中に出ている「都立府中病院」は現在、「東京都立多摩総合医療センター」になっているんだね。都知事により制定された「東京ER」の精神科を描いたのが本書だが、その東京都立多摩総合医療センターに、東京ERについて下記のような説明があった。

当院の前身である都立府中病院は、平成2年に救命救急センターを、そして平成14年に「東京ER・府中」を開設して、大規模な救急医療を展開してきました。この間、地域の救急の需要は増加の一途を辿り、平成16年には、救急車受入れが1万台を越え、取り扱い患者数は5万人を超えました。その後数年の救急車搬送台数は日本一となっています。
 22年度末の新築移転に伴い、救急部門の名称も「東京ER多摩(総合)」と変更され、小児救急が小児医療センターに移管されると共に、ER診察室、ICU、夜間救急病床の増床が行われ、加えて、HCU、MFICU、SCU、ヘリポートが新設されるなど、関連施設の強化を行いました。
 「東京ER多摩(総合)」は、主として外来診療を担うERと、主として重症救急患者の入院診療を担う「救命救急センター」の2部門からなっています。
 23年度の救急車搬送数は、小児ERと合計すると13000台を越えており、全国でも圧倒的な数字です。

東京ER・多摩(総合)|外来診療・ご入院の方へ|東京都立 多摩総合医療センター

 

 

本の中で、備瀬医師からは強い熱意と正義感を感じた。文章もすごく読みやすい。他の作品もぜひ読んでみたい。同僚がちょっと抑うつな感じなので、こちらも読んでみようかな。

 

うつノート 精神科ERに行かないために (集英社文庫)

うつノート 精神科ERに行かないために (集英社文庫)