心理学ほげほげ勉強日記

東京福祉大学の心理学部、通信教育課で学ぶ男のブログです。三十路にしてふたたび大学に通うとは……どこへ向かおうとしているのかはともかく、勉強したことをまとめるです。

『人間関係の発達臨床心理学』はスゴ本

レポート作成で、今まで一番使ったのがこの本(*´∀`*)
精神保健学、臨床心理学、教育心理学、発達心理学、心理学概論、児童心理学とさまざまな教科のレポートと科目終了試験で使い倒しました。『心理学辞典』と同じくらい役立つと思う!

 

人間関係の発達臨床心理学―自己実現への旅立ち

人間関係の発達臨床心理学―自己実現への旅立ち

 

 

他大学のことはわかりませんが、東京福祉大学のレポートや科目終了試験の課題にはエリクソンの発達課題がけっこうな頻度で出てきますね。いろいろな本を買いましたが、この『人間関係の発達臨床心理学』の説明が一番しっくりきました。第一部では乳児期/幼児期/児童期/青年期/成人期/老人期と分類は6つになっているのですが、本の終わりのほうにはエリクソンの説明もある。その時期その時期の発達課題について、それがどういう意味を持ったものなのかが簡潔かつわかりやすく書かれています。

 <目次>

第1部 発達臨床心理学へのアプローチ
 第1章 発達臨床心理学の目指すものとは
 第2章 乳児期の発達臨床
 第3章 幼児期の発達臨床
 第4章 児童期の発達臨床
 第5章 青年期の発達臨床
 第6章 成人期の発達臨床
 第7章 老年期の発達臨床

第2部 発達臨床の基礎と実践
 第1章 人間のパーソナリティーの捉え方
 第2章 スクールカウンセラー
 第3章 思いやりと孤独感
 第4章 近くとイメージ
 第5章 ストレスと論理療法
 第6章 ライフサイクルから見た心理・社会的危機
 第7章 宇宙“こころ”へのアプローチ

 

関係ない話だけど……

エリクソンの発達課題は疑問を持つ人も多いらしい((((∪ ´ω` ))))
授業でも「現代の考え方に合わないのでは?」「枠にはめすぎじゃないか?」と質問が出ました。確かに価値観は多様化しているし、子どもができなかったり結婚しなかったりしたら発達課題が達成できないことになりますね((((∪ ´ω` )))) うん、三十路で嫁も子供もいませんが何か!

 

そのとき、先生は「そうですね、昔の理論ですし、あてはまらない点も多いと思います。そもそもこれ、先進国しか当てはまりませんしね」とおっしゃっていました。まあ「心理学で幅広く使われている考え方の基本だから知らないとかありえない」的な、常識として教えてくださっているかもしれませんね(*´∀`*)

ただある程度トシをとって振り返ってみると、当てはまらなくてもその年代には直面させられる課題が多いと思います。意識して過ごしていったほうが良い、的なね。そうした意味で、レポート設題や科目終了試験の設題として選ばれているのかなあ、なんてね。