心理学ほげほげ勉強日記

東京福祉大学の心理学部、通信教育課で学ぶ男のブログです。三十路にしてふたたび大学に通うとは……どこへ向かおうとしているのかはともかく、勉強したことをまとめるです。

犯罪心理学レポート Aいただきました(*´∀`*)

犯罪心理学レポート
「最近の『無差別殺人事件』や『通り魔殺人事件』に象徴される現代型犯罪の原因・拝啓について、犯罪心理学の観点から論述せよ。」

 

やったー、Aいただきました(*´∀`*)まあイケる気はしていたんですがね、かなり調べて書いたので!あたぼうよ!! ……といったらまあ良い話なのですが、実はドンズバな内容が書いてある本にまったく行き当たらず、けっこう苦心しました……。しかも書き終わって送ってから、秋葉原通り魔殺人の加藤被告の本を発見するという。大変やりきれない気分になりましたorz

ま、Aとれたしいっか!ということで描いた内容をメモしておきまーす。

まず卵を2つ、それから合びき肉を500g……ってそれ今日のキューピー3分クッキングのメモだから!えっと犯罪心理学ね!

 

<最近の無差別殺人事件@日本>

  • 下関通り魔事件(1999)
  • 池袋通り魔事件(1999)
  • 大阪教育大付属池田小学校事件(2001)
  • 土浦無差別殺傷事件(2008)
  • 秋葉原通り魔殺人事件(2008)

 ※マスコミではよく異常性や残忍性といった心の闇に目を向けたがるが、実は大量殺人には一定のパターンがあり、それを抑えることが防止につながる。

 

<「大量殺人」の定義>

  • ディエッツ→単発事件として一つの場所で発生し、24時間以内に終了するもの
  • ケラー→多くの人間を殺そうという明確な意図があるもの

 

<無差別大量殺傷事件の原因とパターン>

犯罪心理学』(サイエンス社、越智啓太)より一部抜粋しながら、劇場型犯罪や無差別大量殺人の心理を解説した。

  • 犯人の生活は期待どおりにいっておらず、挫折や絶望の中にいる。
  • 自分が悪いのではなく、別の何者かが悪いと考えている。
  • その何者かは、特定の個人ではなくカテゴリーとして認識されている。
  • 犯人は、もはや自分は生きている価値はないと思っており、自殺しようと思っている。

<「拡大自殺」について>

犯人が一人で死にきれない思いを抱えており、憎むべきカテゴリーの人を一人でも多く巻き添えにしようとすること。自分で自分を殺すのが「自殺」、いっぽう死刑によって自分を殺そうとすることは「間接自殺」と呼ばれる。

 

<こうした犯罪を起こさせないようにするためには>

  • 的確な防犯対策
    →犯人がどのような人物かを把握せずに防犯を説く人が多すぎるが、それでは防犯にならない。ただし、学校への侵入者をシャットアウトするのが困難なように、防止するのはかなり困難である。
  • 犯罪者を生まないためには
    ワーキングプア格差社会と言った点に目を向けすぎると、本質を見失う可能性がある。いったい何が殺人への一線を越えさせるのかに注目する必要。たとえば社会的絆理論。

 

<参考文献>

犯罪心理学の本は、わりと少なかった。ムック本みたいなのを買っても参考にならんしね……書き終わってから知ったけど参考になる本はこれね(∪ ´ω` )

解 (Psycho Critique)

解 (Psycho Critique)

 

その他はこれを読みました。

 

犯罪捜査の心理学―プロファイリングで犯人に迫る (DOJIN選書 17)

犯罪捜査の心理学―プロファイリングで犯人に迫る (DOJIN選書 17)

 

 

無差別殺人の精神分析 (新潮選書)

無差別殺人の精神分析 (新潮選書)

 

  

誰でもいいから殺したかった! (ベスト新書)

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