心理学ほげほげ勉強日記

東京福祉大学の心理学部、通信教育課で学ぶ男のブログです。三十路にしてふたたび大学に通うとは……どこへ向かおうとしているのかはともかく、勉強したことをまとめるです。

健康心理学 科目終了試験(5)心身の健康とライフスタイルについて

健康心理学 科目終了試験(5)心身の健康とライフスタイルについて

<ポイント>

生活習慣(ライフスタイル)と健康を考える上では、健康習慣の構築が必要となる。生活習慣の中で、栄養・食生活・運動・休養・疲労の解消は重要である。また生活習慣病では、三大疾病(がん・脳卒中・心臓病)の予防や肥満・胃潰瘍・喫煙・アルコール・飲酒などの健康問題(予防も含めて)考えることが重要である。 

■「習慣」の形成

習慣とは…学習によって自動化し、パターン化した行動様式。健康の維持・増進のためには、健康にとって危険な因子を排除し、望ましい習慣を幼児期からはじめて生涯にわたって形成していく必要がある。

習慣を形成するためには下記の3つが必要。

  1. 知識(健康のために何をすればよいか?)
  2. 技術(健康のためにどのような方法があるか?)
  3. 動機(健康のためにそれをしたいという願望) 

上記があって初めて行動が生まれ、習慣がつくられていく。

 

■健康な生活習慣

  • 栄養バランス
  • 栄養の過剰摂取を控える
  • 動物脂肪の摂取を控える
  • カルシウムを摂取する
  • 運動不足病
    運動不足が危険因子となる生活習慣病は肥満症、心疾患、がん、脳卒中、糖尿病、骨粗しょう症
  • 休養
    疲労は蓄積されると過労となり身体の抵抗力を低下させていく。病気の原因となったり過労死をまねくこともある。休むことから得られた時間を、積極的に健康増進をはかる(=養う)ことで初めて休養となる。休むこと、養うことを上手に組み合わせること。十分な睡眠、リラックスのための入力、リフレッシュするための運動も大事。

生活習慣病の予防

がん、脳卒中、心臓病の三大疾病で3人に2人が死亡している。高血圧や糖尿病など、余病を引き起こしたり長期療養が必要な病気が増加している。これらの病気は悪い生活習慣から起こるので、生活習慣を良いほうに変えていくことで予防することができる。

  1. がん
    早期発見と予防が大事。
  2. 脳卒中
    脳が破壊されると死亡したり、手足の半身を損傷したり、言語障害が残ったりする。飲酒、喫煙、塩分のとりすぎに注意が必要。
  3. 心臓病
    虚血性心疾患には狭心症心筋梗塞などがある。前触れとしては坂道や階段での動悸・息切れ、夜に突然息苦しくて目が覚める、朝に歩きはじめると胸焼けがしたり苦しかったりする、等。
    予防については、食生活、運動習慣を見直し、定期健診を受けること。

■肥満

肥満は体に脂肪が過剰についた状態で、内臓に負担がかかり、障害がおきるものである。肥満は生活習慣病の温床で、高血圧や心臓病、脳卒中脂肪肝、骨・関節への負担、免疫の低下によりウイルスに感染しやすくなる。

予防については、規則正しい食事の仕方、体重をモニタリングすることが必要になる。

 

■喫煙

たばこに含まれるニコチンは興奮剤で、中枢神経系統の一般的活動性のレベルを増加させる。またニコチンには発がん物質が大量に含まれている。しかも副流煙のほうに多く含まれているので、公衆衛生上の問題となっている。

喫煙をやめさせるには、下記が重要。

  • なぜやめたいのか、理由をはっきり確認しておく。
  • 煙草が欲しくなる前のパターンを事前に知っておく。
  • 禁断症状を乗り越える方法を考えておく。
  • 健康教育を受ける

■アルコール問題

問題飲酒は、気付いたら自分でコントロールできなくなる危険性が高い。問題飲酒や薬物乱用などに対する包括的な行動療法プログラムは、以下の3つの主なる目標を含むことが望まれる。

  1. 薬物による直接的な正の強化を与えない。嫌悪療法やオペラント技法の使用によりもたらすことができる。
  2. 薬物乱用に走らないような新しい行動のパターンを身に着けることを教える。
  3. 薬物使用を含まないような行動に対して強化を与える。禁酒期間に励ましなどのサポートを与え、その他のよい行動などに対しては正の強化を与えるなど。

 

健康心理学

健康心理学