心理学ほげほげ勉強日記

東京福祉大学の心理学部、通信教育課で学ぶ男のブログです。三十路にしてふたたび大学に通うとは……どこへ向かおうとしているのかはともかく、勉強したことをまとめるです。

家族心理学 レポート設題  Aいただきました(*´∀`*)

レポート設題は

「青年期のわが子を育てる際の親の留意点について述べよ」

この設題は悩みました((((∪ ´ω`; ))))だっておそらくまだ僕、青年期!いやちょっと出たか!? ていうか青年期どころか子供いないしね!親の留意点はまだちょっと早いよ(∪ ´ω` )オワタ

キーワードとして挙げられているパラサイト・シングル」「一卵性母娘」「親を支える子ども達」「『対等』な関係は維持できるか」というテーマは、すべて教科書の『家族心理学への招待』の小見出しなのですが、この『家族心理学への招待』がどちらかというと、コラムのような感じであまり教科書的ではないのですね……読んでいて非常にためになったし、実際おもしろくもあるのですが、「著者の意見では?」というような感じで、レポートには使いにくい。

そこで参考書籍を探したのですが、手元の発達心理学系参考書や教科書を見ても、さっぱりこのへんの記述がない。そもそもこのキーワード自体が、青年期のかなり後期のことなんですね。だいたいの本では、青年期といえば思春期の心と体の成長やら、同一性対同一性拡散やら、友だちとの関係を通じてうんちゃら、という感じなんですよね。青年心理学の本ですら……!! 困ったときの『心理学辞典』にも記述ナシ(笑)

困ったので統計データとか、こちらの本、あとエリクソンの理論などを引いて書くことにしました。

 

パラサイト・シングルの時代 (ちくま新書)

パラサイト・シングルの時代 (ちくま新書)

 

 ↓こちらの本は少々古いのですが、エリクソンの発達理論において青年期から成人期に移行する段階、つまり同一性獲得から親密性獲得に移行することの意味について触れていて、そこを使用しました。培風館の本は内容がみっちりで読み応えがあるものが多いような気がします。個人的にはわりと好き。

 

青年期の人間関係 (人間関係の発達心理学)

青年期の人間関係 (人間関係の発達心理学)

 

上記2冊と教科書、統計データを引いて、

パラサイト・シングルとひと口にいっても、バブル時代のパラサイト・シングルと現代のパラサイト・シングル性質が異なっている。それを正しく把握する必要がある。また、パラサイトシングルは子どもの甘えのように見る風潮があるけれども、実は一卵性親子のように、親が子どもに自分の利益を期待しているところもある。ただ、そうしたケースには母親自身が夫との親密性を獲得できていないことが原因だったりもする。子は同一性獲得を、親は今一度同一性の再構築と親密性の獲得をするべきではないか。

といった感じのことを書きました。正解かどうかはわからないけれど、僕なりに納得がいった内容となったかと思います。

 

(後日追記)

Aいただきました( ´ ▽ ` )ノ

結論:青年でもなんとか書ける!