心理学ほげほげ勉強日記

東京福祉大学の心理学部、通信教育課で学ぶ男のブログです。三十路にしてふたたび大学に通うとは……どこへ向かおうとしているのかはともかく、勉強したことをまとめるです。

【メモ】心のうつと脳のうつについて

『脳科学と心の臨床』10章にあった話をメモ。勤勉だな自分!(*´∀`*)イェイ

うつには、心のうつと脳のうつがある。

心のうつは原因がしっかりしているように見える。たとえば配偶者の死、環境の変化などショッキングなものが原因となる。

脳のうつは、脳という臓器の異常。たとえばガンも同じようなもの。大うつ病とも言われる。ひとりでに始まってしまうように見える。心のうつより深刻で治りにくい。心はまったく関係ないわけではなく、心が受けたダメージをきっかけに始まる可能性もある。だから心のうつと脳のうつは、同じように見える。

上記を考えると、よく言われる「うつ病になる人は精神的に弱い」は、間違った認識である。たとえば中川一郎江藤淳の自殺。仮にうつとした場合、「政治家として非難された」「妻をなくした」等と心のうつとしてとらえられがちだが、脳のうつ、脳の異常がさせた自殺かもしれない。なぜ脳のうつが、ガンと同じように臓器の異常と扱われないのか?

うつと自殺の背後にドラマを見たいのは大衆のエゴだという。

 

 

 

脳科学と心の臨床―心理療法家・カウンセラーのために

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