【メモ】心のうつと脳のうつについて
『脳科学と心の臨床』10章にあった話をメモ。勤勉だな自分!(*´∀`*)イェイ
うつには、心のうつと脳のうつがある。
心のうつは原因がしっかりしているように見える。たとえば配偶者の死、環境の変化などショッキングなものが原因となる。
脳のうつは、脳という臓器の異常。たとえばガンも同じようなもの。大うつ病とも言われる。ひとりでに始まってしまうように見える。心のうつより深刻で治りにくい。心はまったく関係ないわけではなく、心が受けたダメージをきっかけに始まる可能性もある。だから心のうつと脳のうつは、同じように見える。
上記を考えると、よく言われる「うつ病になる人は精神的に弱い」は、間違った認識である。たとえば中川一郎や江藤淳の自殺。仮にうつとした場合、「政治家として非難された」「妻をなくした」等と心のうつとしてとらえられがちだが、脳のうつ、脳の異常がさせた自殺かもしれない。なぜ脳のうつが、ガンと同じように臓器の異常と扱われないのか?
うつと自殺の背後にドラマを見たいのは大衆のエゴだという。