心理学ほげほげ勉強日記

東京福祉大学の心理学部、通信教育課で学ぶ男のブログです。三十路にしてふたたび大学に通うとは……どこへ向かおうとしているのかはともかく、勉強したことをまとめるです。

わかりやすくて面白い(*´∀`*)『カウンセリングQ&A』

 カウンセリング演習で、先生から強く進められた本を買ってみたよ(*´∀`*)

理由はAmazonで安かったから!ハイそれだけ!なんて不純な動機!

國分康孝先生の手によるもので、國分先生のご本は何度か読んだことがありますけど、なんだかもう……仏のような人格者だなと思いました……

この本は1984年刊と随分古いのですが、先生によれば「最近のカウンセリングの本はいろいろな流派がありすぎる。古いもので理論のしっかりしたものを読んでおくべき」とのこと。

 

カウンセリングQ&A 1

カウンセリングQ&A 1

 

さてこの本、タイトルどおり問に対して國分先生が回答する形になっており、 とても読みやすかった。カウンセリングの大まかな考え方を把握するのに良いと思います。

質問は非常に素直というか、未熟な生徒としては先生に聞いてみたいことがたくさんあった。たとえば

虫の好かないクライアントにはどう接すれば良いか」

「カウンセラーの考えがまとまらず、面接の終結ができないときはどうすれば良いか」

「教師だけストーブに当たってよいか」

「男性カウンセラーの限界」

「やがて死ぬクライエントに」

「受容できないとき」

 

國分先生……すごく……面白いです(*´∀`*)

スクーリングで質問タイムは設けられていたけれど、他の学生もいる場だし、独り占めして説明を求めるわけにもいかないから、答えはとても勉強になりました。

ただ、授業ではカウンセリングの構造について習った際、「カウンセリングは『来る者は拒まず、去る者は追わず』」「クライエントが来ない際、カウンセラーが自分からカウンセリングに出向くことはしない」と習ったが、本書では「『来る者は~』は時代遅れ」「出前面接をためらってはならない」等と書かれていました。(ただし「必要があったら」という問に対しての答え)

このあたりは、習う先生によって論拠は異なりそうですね。実際にスクーリングで担当してくださった先生も、学生時代、理論を受け入れがたい先生に何人も会っていたようだ。第一、最近のカウンセリングの本だって理論は十人十色だとおっしゃっていたし。そうした本よりは信頼がおける気がします。

ただ、こちらはどうにかしてレポートを仕上げて試験を受けなければいけないわけで……(笑)先生の論を中心に、カウンセラーはどうあるべきかを考えてみると良いだろうと思いました。

 

2巻、3巻もありました。

 

カウンセリングQアンドA 2

カウンセリングQアンドA 2

 

 

 

カウンセリング Q&A (3)

カウンセリング Q&A (3)